2011年7月3日日曜日
建築物探訪I
単身赴任先での休日は意外と忙しい。しかし、掃除、洗濯、アイロンがけ、買い出し、仕事だけでは貴重な休日が勿体ない。そこで、建築好きの私は、気になる建築物を探訪することにした。
今朝、早速幾つか行ってみた。
最初に訪問したのはここです。白地に「赤白赤」のタイルのラインが印象的で、とても個性的な外観意匠です。
ここは「旧鴻池本店」です。
調べてみると、鴻池家は江戸時代の豪商であった。初代善右衛門は海陸運送業に進出し、三代善右衛門は酒造業から両替業に転出、大阪で随一の地位を占めた。鴻池新田の開発も善右衛門の時代である。この旧本店付近は空襲での被害を免れたそうである。
鴻池組の旧本社であったこの建物は明治43年(1910年)か大正3年(1914年)に建てられたようです。
設計者の久保田小三郎(1868~1934年)は辰野金吾の下で日銀本店(1896年)の建設にも携わっていたようなので、どことなく似ているような気がします。
一般公開はしていませんでした。とても残念です。
住所は「大阪府大阪市此花区伝法4-3-55」です。
当旧本店と隣接する旧本宅はほぼ同時に建設されたとされているが、調べてもよく分からない、
2階内部は、当時著名な彫刻家相原雲楽の作品であると言われている。
梁(?)にも漆喰が塗られており、丁寧、豪華に仕上げられた感じがします。
大阪での単身赴任がいつまで続くか分からないが、できるだけ多くの建築物を訪ねようと思う。
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