2011年5月28日土曜日

第7回情報デザインフォーラム

 
5月21日(土)に開催された「第7回情報デザインフォーラム」に参加してきた。


第7回のテーマは「災害から身を守り、情報を伝えあうためのデザイン」。
用事があったので、ワークショップには参加できず、千葉工業大学の原田泰准教授の講演から参加しました。
原田先生の演目は「わかるための表現と伝えるための表現」でした。


諸事情があり、途中からの参加となってしまいました。残念!
「理解するための表現(デザイン)」と「伝えるための表現(デザイン)」を分けて考えると理解しやすい。


今回の会場は第5回の開催会場と同じ横浜山手岩崎博物館ゲーテ座ホールでした。
こんな立派な会場を(もしかすると無料で)確保できるA先生、恐るべし・・・。


第二部は株式会社エヌディーシー・グラフィックス代表取締役の中川憲造さんによる「スマートグラフィックス ~美と知と楽しいを併せ持つデザイン~」です。


ハリー・ベック(Harry Beck)によってデザインされた最初のダイアグラムによる路線図について解説があった。
ベック氏はロンドンの地下鉄の従業員であったが、地下鉄はほとんど地下を走るため、ある駅から別の駅への行き方(鉄道路線のトポロジーだけ)を知りたいと思っている利用者にとって駅の物理的な位置は意味がない、ということに気付いていた。ベック氏は、駅とそれらを結ぶ直線、そしてテムズ川から構成される路線図を考案した。
その路線図では、すべての路線が垂直・水平または傾き45度の直線で描かれている。路線図をよりシンプルかつ路線同士の接続を強調するため、通常の駅と乗換駅は区別して描かれた。
当初ロンドン地下鉄は彼の提案に懐疑的だったため、ベックの路線図作成作業は正式な業務としてではなく余暇時間に行われた。1933年、ベックの路線図が試験的に小冊子で紹介されるとそれは瞬く間に人気となった。それ以来ロンドン地下鉄は、そのネットワークを描くためにトポロジー・ベースの路線図を使用している。
ベック氏はこの最初の成功以降、1960年まで地下鉄路線図のデザインを続け、1960年のベックによる最終デザインは、現在の路線図に近いものになっていたということです。(引用:Wikipedia)




中川さんによると、「誰にも頼まれないのにデザインして仕事(商売)になったデザイン事例」だそうです。
どれも分かりやすい!





こちらは、業務として取り組まれた事例の一部です。


神奈川新聞の朝刊を3月11日から並べた様子。震災後の3月12日の朝刊から大きく変わったことが理解できます。


第3部は「パネルセッション」。第1部のワークショップの成果展示を基に対話を行います。


第7回をコーディネートしたのは株式会社チューブグラフィックス代表取締役の木村博之さんです。


情報交換や挨拶で沢山の輪ができている。パネルディスカッションより活発です。


この親子は本当に仲がよい。


懇親会の様子です。


今回は同じテーブルから動かなかった。反省!
実は、大事なことの多くはこのような場所で決定していくのである・・・。
 
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