2011年2月21日月曜日

京都工芸繊維大学大学院修了制作展2011「特別講演会」

 
2月11日(金)は「京都工芸繊維大学大学院修了制作展2011」に出かけたことはブログでも記載した。
もう一つ楽しみにしていたのが佐野研二郎さんとジェーン・フルトン・スーリさんの「特別講演会」であった。


佐野さんの代表作は多い。KDDI「LISMO!」、「LISXILE!」、東京ミッドタウン 、宇多田ヒカル「Flavor Of Life」、TBS「TブーS!」「チャンネル・ロック!」、キリンビール「円熟」「豊潤」、日清「ラ王」パッケージデザイン、日産自動車「MURANO」広告デザイン、森美術館「アフリカ・リミックス展」のグラフィックデザイン、パルコなど、商品開発やシンボルマーク、キャラクターデザインをはじめとして国内外で広告デザイン、TVCM、店頭POPまで一貫した明解なアートディレクションを展開している。


日光江戸村の「にゃんまげ」も彼の作品である。


としまえんプールの広告ポスター(?)のスケッチも披露された。佐野さんがディレクションしたとは知らなかった。


「僕の下手なスケッチをプロのカメラマンが撮るとこうなります」と会場を沸かせていた。私もこのポスターは大好きだ。


佐野さんのデザインの流儀だそうです。


これも大事にしているそうです。


「ドラえもんの科学みらい展」はポスターのデザインだけを依頼されたようであるが、シールやグッズなども提案して採用されたということです。ライセンスビジネスにおいては、藤子プロはとても厳しいようであるが、それもクリアしたことは凄いらしいです(無知な私・・・)。
ドラえもんのキャラクターの要素を分解していき、その要素からデザインをしたということdした。


私が最も惹かれたのがサントリーBOSSのCMの紹介でした。これは佐野さんが一押しだったアイディアの絵コンテです。私も一番いいと思ったけど、サントリーの関係者からはまったく興味を惹かなかったということでした。


IDEO社クリエイティブディレクターのジェーン・フルトン・スーリさんの講演。


首都圏でもなかなかない機会です。行ってよかった!



IDEOらしく、観察や気付きに関するお話しがあった。本などで予備知識がある私には復習にもなりました。



「ブラジルで何かデザインを」という依頼を受けた際に担当者が観察旅行に行った際に撮影した画像です。


最終的にはカバンのデザインをして提案したそうである。ちなみに、カバンをデザインすることは依頼されていなかったようです。


途中からは「Open IDEO」のお話しがメインでした。


横浜市は雪が積もって新幹線は遅れていることが心配であったが、有意義な1日を過ごすことができた。
 
-

2011年2月20日日曜日

グループ会社UCD情報交換会

 
機器事業をおこなっているグループ会社の有志と「情報交換会」を不定期で開催している。当初はオフショア推進やソフトウェア開発の情報交換などからスタートしたのだが、私の担当業務が変わったことと、カウンターとなっている担当者の方がUCDに興味があるということで、半年くらい前からは「UCD情報交換会」として活動している。

今回は当社が主催することになっていた。主催者側が発表内容や議論内容を決めるので「エスノグラフィ」の勉強会とそれぞれの事業での活用、課題について議論することにした。
参加している担当者が「こんなことをしています」、「こんな課題があります」では情報交換会として長続きしないと考えたのである。何より勉強会の法が楽しいと考えた。


ちょうどよいタイミングで「行動観察調査」を事業としている会社のOさんからメールで連絡(年始の挨拶)があったので、「エスノグラフィ」の勉強会を開催することにしたのである。
Oさんは「講師なんてどんでもない」と言われていたのであるが、頼み込んでお願いした。
彼女はとても変わった(失礼!)経歴を持たれていて、話しを聞いているととても楽しいのです。そして、彼女の真面目さがとても心地よいのです。


よく使われる例であるが、このように使うと更に理解しやすい。


お話しをしていただいてから質疑応答をするという講演形式を好まない私は、途中でどんどん質問したり、議論をさせていただいた。最後の方は他の参加者からも質問が出てきて、私もコメントをしたりして、議論ができるようになってきた。


やはり、図になっている方が理解しやすい。
また、私が知りたかったモニター登録制度や調査体制については、とても勉強になった。


勘所も頭では理解できた。でも、実践しなくては意味がない。


Oさんのお話しの後は、それぞれの事業でどのように活用すべきか、活用する際の課題などについて議論した。
とても有意義な120分であった。Oさん、ありがとうございました。また飲み会に誘います。
 
-

2011年2月19日土曜日

Kyoto eXperience Ⅱ

 
2月11日(金)は「京都工芸繊維大学大学院修了制作展2011」に出かけたことはブログでも記載した。
当日は京都も雪で大荒れの予報でかなり心配だったので、寺院巡りは前日に諦め、午前中は近場を散策することにした。


大阪は道路や鉄道が大混乱していたようで、前日に京都入りしていて正解だった。京都は大雪は降らなかったが小雪がちらついていたので、アーケードがある錦市場商店街に行くことにした。
私が行った錦小路通りは、京都の目抜き通り四条通の一本北に位置し、商店街振興組合に属する店は126店舗、幅は3.25~5m、東の端は新京極があり、そこに錦天満宮があります。この狭い通りの両側に様々な商品を扱う商店が軒を連ねています。平成5年に完成したアーケードも錦市場を象徴する顔になっています。


少し早いが、昼食のために目的の場所に行くと、閉まっているではないか。愕然とした。
張り紙をみると、閉店(廃業)ではなく、店舗を移動したようである。


新店舗は30~40m離れた場所にあった。


いただいたのは「冨美家なべ」。京風のなべやきうどんで有名です。
「量は少ないかな」と思ったけど、餅が二つ入っていたので、十分でした。


店内はこんな雰囲気です。私はカウンター席にしました。


新風館に向かっていたら、「いたがき」があった。


京都に直営店があることは知らなかった。


「いたがき」「ソメスサドル」と並び革製品の製造・販売で有名です。
創業社長の板垣英三さんはサムソナイトで多くのヒット超品を開発し、ソメスサドルで活躍されたはずであるが、調べてもソメスサドルのことはどこにも書かれていない。
記憶違いかな?と思ったが、ソメスのサドルショルダーシリーズといたがきの鞍シリーズはとてもよく似ているので、記憶違いではないと思う。

ソメスサドルの鞍、鞭などは日本のジョッキーのシェア100%なので、また紹介したいと思う。
そういえば、エルメスも馬具の製造から始まった企業であった。
 
-

2011年2月15日火曜日

Coffee eXperience IV

 
Y先生のお薦めは3条店ではなく、本店だということが分かり、「京都工芸繊維大学大学院修了制作展2011」に行く前にイノダコーヒー本店に行ってきた。
そういえば、A先生のブログでも本店が紹介されていました。


3条店近くの交差点から20~30mくらいのところにある。近い。



禁煙席は一度外に出てから隣の建物に入る。
3条店もそうだったが、このお店は喫煙者の方を優遇しているように思える。老舗なので、常連さんを大事にしているのだろう。


今回は「アラビアの真珠」をいただく。「コロンビアのエメラルド」に比べるとコクがある。1940年創業時からメニューにあるそうだ。


確かに中庭もある。



運良く(?)テラス側のソファー席に座れたが、コーナーなので中の様子は見えない。


帰り際にこんなプレートを発見。


会計を済ませてからショップの様子を撮影した。

3条店の様子はこちらからどうぞ。
A先生のブログはこちらからどうぞ。嗜好が同じなのか行動パターンが似ていることを実感。ストーカーと思われないように注意しなくては!
 
-

2011年2月13日日曜日

京都工芸繊維大学大学院修了制作展2011

 
京都市の新風館で「京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科デザイン科学専攻修了制作展2011」が開催されていたので、2月11日(金)に見学してきた。


案内板は地味です。


16名の大学院生の作品が展示されていました。


ウィルス感染予防の手洗いのインフォグラフィックス。クオリティが高い。優秀賞を獲得したそうです。


「こどものデジタル写真との新しい関わり方の研究」で「ちゃんねるぱしゃ」というサービスの提案。


モックのクオリティはイマイチだったけど、サービス全体のクオリティは高かった。


優秀賞2名と最優秀賞1名は皆の前でプレゼンを行った。Mさんは2011年4月から我々の仲間になる。彼女も優秀賞であった。
指導教官の櫛教授によると、僅差での優秀賞だったらしい。


「日光江戸村」、「しろーいボス」の広告や「豊島園プール」のポスターでも有名な佐野研二郎さんからの講評もあった。とてもよい評価をされていました。


IDEOのクリエイティブディレクターのジェーン・フルトン・スーリさんからも講評をもらっていた。よい経験ができたと思う。
 
-

2011年2月12日土曜日

国税局の調査官にUCDの講義をする

 
定例の国税局の監査が実施されたが、2月8日(火)はUCD関連の稟議で呼び出され、国税局の調査官に説明を行った。

課税項目に該当するのかを調べたかったのだろうが、「UCDとはなんぞや」というところからの説明になった。
ペルソナ、ペーパープロトタイピング、ユーザビリティ評価などについて国税局の調査官に計60分も説明したが、まるで講義のようであった。

調査官は「今回説明していただいた中であなたの説明が一番分かりやすい」と言われていたが、絶対理解していないと思う。
でも、とてもよい経験ができた。
 
-

2011年2月11日金曜日

第4回「新横浜ユーザビリティ研究会」

 
2月8日(火)に第4回「新横浜ユーザビリティ研究会」を開催した。
今回も浅野先生に会場を提供していただきました。いつもありがとうございます。

 開催日時 :2011年02月08日(火)16:00~17:30
 開催会場 :横浜デジタルアーツ専門学校701教室(新横浜)
 開催概要 :
  「フィールドにおける利用状況調査」尾上晏義氏
  「開発初期段階におけるUI印象評価」人見幸香氏
  「インタラクションを持った製品における人間の経験を踏まえたユーザーモデル体系作成の取り組み」五十嵐友子氏


この日はInterSoft Dayになった。


トッブバッターは尾上晏義社長による「フィールドにおける利用状況調査」の発表。


InterSoftさんは本当に真面目に取り組んでおられる。


2番手は人見美香さん。


「開発初期段階におけるUI印象評価」についてお話しをされた。


産技大履修証明プログラム履修者の皆さんから質問が相次ぐ。数人の発言内容から前回の講義でSD法を学んだばかりのようだ。復習会になったのだろう。


アンカーは五十嵐友子さん。「インタラクションを持った製品における人間の経験を踏まえたユーザーモデル体系作成の取り組み」と題して話題提供をされた。


五十嵐さんも私と同じようなところでモヤモヤがあるようだ。私は認知科学のアプローチで望もうと考えている。


教室の壁には、ポスター発表で使われたと思われるポスターが貼ってあった。

懇親会は話すのが忙しくて写真を撮影できなかった。残念!
初参加であった同業者との話しも楽しかったが、大変な思いもした。

浅野先生のブログでも紹介されています。
佐藤さんのブログでも紹介されています。

過去の開催内容については下記を参照してください。
 第1回:2010年08月31日(火) 不参加でした
 第2回:2010年09月29日(水) こちらからどうぞ
 第3回:2010年12月07日(火) こちらからどうぞ
 
-