2011年1月24日月曜日

第6回HCD-Netサロン「インタラクションとHCD in 京都」

 
1月21日(金)に開催された第6回HCD-Netサロン「インタラクションとHCD in 京都」に参加してきた。私はこのイベントも楽しみにしている。


今年のテーマは「インタラクションとHCD」。京都のHCD-NetサロンはY教授が企画しているのでとても面白い。
このサロンは最初にお話ししていただく3名は発表ではなく、企画内容に基づいて話題を提供し、ポスター発表や懇親会の最中に議論をすることに特徴がある。


最初の話題提供者は株式会社オーバルプランの田輪恭久代表。「オーバルにおけるインタラクションデザインの事例」と題してお話しをしていただいた。


オーバルプランさんの特徴は、シーズ・ニーズマトリックスを活用することと、マップを作成すること。早く一緒に仕事をしたいと考えている。


2番手はシャープ株式会社デザインセンターの福田江貴さん。HCD-Netでの案内は「シャープにおけるUI開発の事例とUIへのアプローチについて」であったが、事例などの紹介はなかった。GALAPAGOSの開発事例を聞きたかったので、残念であった。


毎年アンカーは株式会社ソフトディバイスの八田晃社長です。


発表タイトルは「インタラクションデザインの現場 - 現在とこれから」でした。八田さんの発表は毎年とても面白い。
今年の発表で興味深かったのは、「インタラクティブじゃなくていいです。FLASHでお願いします」というようにクライアント側が変わってきたということ。クライアント側のリテラシーが向上しているからであろう。
最も印象に残っているのは、「写真をプリントしたことがない学生がとうとう出現してきたこと」である。こうなってくると教育現場だけでなく、我々メーカー側も前提条件が大きくことなってくる。とても興味深い。


今年はポスター発表も多い。


山崎先生も2名の学生の代理発表をされている。


人間中心設計フォーラム(ET2010)で講演をご一緒させていただいたNECの河野さんは「NECにおける人間中心設計へのアプローチと事例」を発表された。


いつもお世話になっている浅野先生は「コンセプト・リファイン方法の研究 -ストーリーボーディングの提案-」を発表された。
先生の発表はコーナー部だったので、中に入れませんでした。


11月まで仲間だったNさんも参加していた。


弊社のH課長は発表(説明)で大忙し。最初から最後まで人が途切れませんでした。女性が多かったのが特徴でした。


ポスター発表に参加しなくても、あちこちで情報交換や挨拶をしている。これが重要なのです。

浅野先生のブログはこちら
山崎先生のブログはこちら
 
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