2010年5月24日月曜日

「勤勉さ」か「運やコネ」か

 
2010年5月24日(月)の日本経済新聞朝刊の「春秋」を読んで考えさせられた。以下に原文のまま記載します。

人生の成功を決めるのは「勤勉さ」か「運やコネ」か。日本を含め多くの国が参加する意識調査の中にそんな問いがある。2005年の結果では日本で「運やコネ」を選んだ人は41%、米、中、韓は20%台、フィンランドでは10%台だ。
1995年の調査では日本での「運やコネ」派はまだ20%だった。労働経済学者の大竹文雄氏は近書「競争と公平感」でこれらのデータを紹介しつつ、ここ10年で日本人の価値観が勤勉から運やコネ重視へ変化したのでは、と指摘する。とりわけ若者層で運やコネ派の比率が高まる。就職難の影響が大きいという。
米国でも若いころ不況を経た人は、人生の成功は努力より運と考え、政府の再分配に頼る傾向があるそうだ。ましてや日本では新卒一括採用が主流だ。1年差で環境が変わる。先輩は遊んでいても有名企業に入った。自分は勉強したのにダメ。これでは人生は運・不運だと思うのは仕方がないと大竹氏は案じている。
今春卒業した大学生の就職率は、2年連続で悪化した。業績次第で企業が採用人数を絞るのは仕方がないとして、せめて新卒偏重を早くやめてはどうか。生まれた年を嘆く「人生、運次第」派が減る。学生が留学などに目を向けやすくもなろう。若者らの意欲を大切にしようとしない国に、未来があるとは思えない。



私も運を気にする派である。電車の乗り継ぎがよくて「運がいい」とか「運を使ってしまった」などと考えてしまう。
仏教では「因果応報」という教えもある。Wikipediaでは、以下のようにある。
因果応報とは、「善い行いが幸福をもたらし、悪い行いが不幸をもたらす」とする考え方、信仰である。
「善い行いが幸福をもたらし、悪い行いが不幸をもたらす」といった考え方自体は、仏教に限ったものではなく、世界に広く見られる。ただし、仏教では、過去生や来世(未来生)で起きたこと、起きることも視野に入れつつこのような表現を用いているところに特徴がある。

私はこれを信じ、これを教え前に進みたい。

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