2010年6月15日火曜日

プロジェクトチームとマネジメントX 「PMBOK」

 
プロジェクトチームとマネジメントの第10回目は「PMBOK」です。これまで第1~4回を開催してきたが、第10回の「PMBOK」を開催してから第5回以降を開催することにした。
それは、第4回目まで開催してPMBOKを理解していないと難しくて付いてこれないと判断したからだ。カリキュラムのデザインをミスしてしまった。私の現状把握不足、皆の勉強不足、共に問題だ。


当初、PMBOKは体系を解説するだけの予定であったので、第10回目の演目で行う予定であった。


まずは、概要と歴史を解説する。



簡単ではあるが、概説を示します。


スコープマネジメントとは、プロジェクトの目標、作業範囲、成果物などをきちんと定義し、その承認、検収について管理することである。
スコープには成果物スコープ(Product Scope)とプロジェクトスコープ(Project Scope)がある。前者はプロジェクトで作成すべき成果物を、後者はそのための作業の範囲を明確にすることである。


コミュニケーションマネジメントは、「コミュニケーション計画」、「情報の配布」、「進捗管理」及び「プロジェクト完了手続き」という4つのプロセスから構成されている。
計画プロセスでコミュニケーションマネジメントの計画を立て、実行プロセスで情報の配付などのコミュニケーションを実施し、管理プロセスで進捗管理や変更管理を行い、終結プロセスでプロジェクトの完了報告を行うという一連の作業内容が定義されている。


タイムマネジメントは「作業定義」、「作業順序設定」、「所要時間の見積り」、「スケジュール作成」及び「スケジュール管理」という5つのプロセスで定義される。
作業の定義プロセスでは、WBSなどで洗い出された作業(プロジェクトスコープ)をベースにスケジュール表に記載すべきタスクを定義する。タイムマネジメントで重要なのは、実はこのタスクの洗い出しである。全ての作業タスクが記載されていないと後で予定外の追加作業が発生してスケジュール遅延の原因となってしまう。


コストマネジメントは、計画段階で「資源計画」、「コスト積算(コスト見積)」及び「予算設定」という3つのプロセス、実行段階で「コスト管理」というプロセスに分類される。
資源計画の資源とは、ソフトウェア開発の場合だと、ほとんどが「人的資源(リソース)」となるが、開発・テスト環境、ツール類なども、必要なら忘れずにコスト要因として加える必要がある。


品質マネジメントは、品質計画(計画)、品質保証(実行)及び品質管理(管理)という3つのプロセスから構成されている。品質について最初に考えなければならないのは品質基準である。品質の良し悪しは相対的なものなので、目標とする品質を品質基準書にはっきりと記述してからプロジェクトをスタートすることが重要である。


PMBOKの知識エリアの1つ、「Human Resource Management」を直訳すると「人的資源管理」になるが、「要員管理」や「人材管理」、「組織管理」などとも呼ばれている。ここではプロジェクト体制を計画・組織することに重点を置いて、「組織マネジメント」という日本語にしておく。
組織管理は「プロジェクト組織計画」及び「要員の調達」という2つの計画プロセスと、「プロジェクトチームの育成」という実行プロセスに整理されてる。


リスクマネジメントは、「リスクの特定」、「リスクの定量化」及び「対応策の策定」という5つの計画プロセスと「リスク管理」という管理プロセスから構成されている。


調達マネジメントは「調達計画」及び「引合い計画」という2つの計画プロセス、「引合い」、「発注先選定」及び「契約管理」という3つの実行プロセス、「契約完了」という終結プロセスから構成されてる。


PMBOKではプロジェクト管理に関する知識を8つに分類しているが、それらを統合するものが「統合マネジメント」という9つめのエリアである。統合マネジメントの主役は「プロジェクト計画の策定」である。
 
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